内窓(二重窓)って防音効果があるの?

あなたの最大の関心は、「内窓を取り付けて二重窓にすれば、自分が望むだけの静けさに果たしてできるのか?」ではありませんか?
「すまいの音の問題は窓で解決することができます。」これが、わたしどもの答えです。

わたしどもは「すまいの防音サービス」にこだわっています。

わたしどもは2000年に「窓の防音性能を壁と同じレベルに引き上げれば、ご近所のワンちゃんの鳴き声、業務用大型エアコンの室外機、車や電車の外から入ってくる騒音や、ピアノ演奏、オーディオ鑑賞などに必要な音漏れ対策ができるのではないかと気づきました。

沢山の防音データを集め検討し、内窓を設置して二重窓にするだけでも、くらしの防音対策はできるとの判断に至り、「すまいの防音サービス」を開始しました。そしてアンケートを取り始めた2006年から2016年4月末時点で980件のご家庭の音の問題を解決し、98%の方が窓の対策だけでご満足されています。

窓は音をよく通します。

「イライラする騒音の入り口。そして音漏れの原因は窓です。」と私がこう言うと、「いやいや、窓よりも壁の面積が大きいのだから壁を防音すべきではないのか?」という声が聞こえそうです。それでも私は、「壁の防音性能はかなり高いですよ。」と申し上げます。

実験してみてください。①窓と壁の聞き比べ

窓ガラスのそばに立ってみてください。あなたが気にしている音が外からの音であれば、窓全面からそれこそ浴びているかのように音が聞こえませんか。次に壁に耳を寄せて聞き比べてみてください。もし紙コップをお持ちでしたら糸電話の要領で聞き比べてください。その違いがとてもよくわかります。

実験してみてください。②お部屋の移動

もし窓のないお部屋があるようでしたら、音がする部屋と交互に移動してみてください。押入れ、クローゼット、浴室・トイレなど。違いが体感できると思います。

窓を壁の防音性能にできれば静けさは手に入ります。

少し専門的なお話になりますがお付き合いをください。

建築学会による指針では、マンション壁は55デシベル音を落とせる性能があり、この性能であればピアノ演奏にも、大音量のオーディオも耐えることができるとされています。
これに対して一般的な窓の防音量は、25デシベルと貧弱です。詳しくは下の表をご覧になってくだださい。

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考えてみればマンションの壁は15センチもあるのに、高層マンションでも窓ガラスは1センチと薄いのです。圧倒的に窓の防音性能は劣ります。

窓がなければ静かだとイメージできますか

窓の性能を壁の性能まで引き上げることはできるのか。それだけで十分な静けさまで音を落とせるのか。ご心配はごもっともです。一つわたしどもが施工した窓の動画をご紹介させて頂きます。

国道6号線(水戸街道)の事例

<ご相談内容>
現場は水戸街道沿いに建つ築30年のマンションです。1日中、交通量が多く、睡眠時間は2時間30分ほどしかとれない。そして寝付いても道路のジョイント部分で鳴る「ガッチャン」という音で驚いて「目が覚めてしまう。」というご相談でした。「無音とは言わないが、睡眠がとれるようにして欲しい。」と、ご依頼を受けた事例です。

<動画の説明>

30秒ほどの動画です。最初の15秒は建築当初から設置されているアルミ製の防音窓を閉めた状態です。なおこの防音窓としては中レベルのものです。設計者はそれなりに音に配慮したという訳です。
後半の半分は、設置した内窓を閉じた二重窓の状態です。かなり音が小さくなっているのがお分かりいただけると思います。音量を上げて頂くと小さな音で「ガッチャン」と音がしているのが確認していただけます。

<補足>
窓を壁の防音性能にするには、まだ若干足りないと計算上はわかっていましたが、ご相談者が希望する静けさには、この防音量で充分ということも計算でわかっていました。(実は防音工事は計算ができます。)


いかがでしたか。これなら私の場合も内窓で解決できるかも知れないと思っていただけましたでしょうか。では少し内窓から離れて他の方法を検討してみたいと思います。

「防音工事」を考えてみましょう。

防音対策で思いつくのが防音工事。①今の室内壁を一度外して、壁の中にたっぷりと隙間なく防音材を入れる方法か、②今の室内壁に防音材を貼り付けてお化粧を施す方法があります。いずれも、窓の対策をした上で、お部屋を防音材でくるんでしまう方法です。

これらの方法は、必要な防音量に合わせることも自由にできますが、一日で終わることがなく、また工事の前に家具などをお部屋から出さなければいけません。ひとたび工事が始まれば、複数の専門業者がお部屋に入る。ホコリが舞うなど、現場の管理が肝心です。
この方法は確かな防音工法かもしれませんが、費用が掛かります。何も音楽スタジオを欲している訳でなく、お子さんのピアノ、趣味のオーディオ、車や電車などの騒音の為に、こんなに大掛かりな対策が必要なんのでしょうか?

防音グッズを考えてみましょう。

「もっと手軽に」という事なら思いつくのは窓の防音グッズ。パッキン材が付いたテープなど「隙間を無くす」アイテムかフィルムのように「貼る」商品が多いです。そして、グッズのご相談で一番多い「防音カーテン」について簡単に考えてみます。

防音の第一原則は、①「隙間があったら効果なし。」(気密確保)②「重いものほど遮断できる。」この2つを同時に施すことです。

furui特に気密確保が重要です。「ふるい」を思い出してください。ふるいの目が粗ければ粗いほど、粉は下に落ちます。音も同じで、たとえどんなに高性能な防音材を使っても、隙間があるようでは、音は自由にお部屋に入ることができ、思うような効果が出ません。時には全くダメということがあります。防音という手法は、この気密の確保ができている上で成り立ちます。

以上を踏まえて表に整理しました。

  気密テープ 防音フィルム 防音カーテン
気密確保の観点
重さの観点 ✕に近い△
有効 シャーという音

「普段はあまり気にしてないけど」程度の音

沢山実験してみましたが効果を確認できたことがありませんでした。 鳥のさえずりや10階を超える高層階のマンションで、夜間車が通り抜ける「シャー」という音。

効果が確認できる音は、すまいの騒音では高音の部類になります。


ご家庭で遭遇する防音対策は、防音工事は大袈裟で、防音グッズでは不足です。すまいの防音こそ内窓の出番です。

わたしが気にしているのはピアノの音漏れ。そんな声が聞こえそうです。

確かにピアノ音量は大変なものです。大人の演奏ならピアノから1m離れたところでも90デシベルという音量です。このような音環境では会話が成り立ちません。顔と顔をうんと寄せないと声が聞き取れないような状態です。日常の生活シーンではこれだけの音量はなかなかありません。

このような大音量のピアノでも、正しく選んだ内窓であれば外に漏れるピアノの音は微かで、車の音や、人の声よりも小さくなりますから、夜間遅く、早朝でない限りは、問題ないレベルまで落とすことができます。このことを示すためにマンションでの施工事例と戸建(一軒家)の事例をご紹介します。

◆マンションのグランドピアノの防音事例

廊下に面したお部屋のグランドピアノの事例です。内窓ガラスとピアノとの空間は50センチ弱しかありません。そして録音マイクの位置は外部窓ガラスから25センチの距離です。建築時の窓はごく一般的なアルミサッシ。再生時間は約1分です。

前半の30秒は内窓が開いている状態です。後半の30秒が内窓を閉めた二重窓の状態です。漏れている音がとても小さくなっていることを確認していただけます。このマンションの裏にゴルフ練習場があり、「キーン」と音がしているのはゴルフボールの打球の音です。

◆戸建て(一軒家)のグランドピアノの事例

住宅地に建つ木造住宅です。新築時に防音の注文を付けたわけでもなく、一般的な建て売り住宅です。壁の中の綿状の断熱材(これは防音材でもあります)は壁の厚みの半分という量で、こちらもグランドピアノの防音です。内窓ガラスとピアノの距離は70センチ弱。窓のサイズは人が出入りできるテラス窓(掃き出し窓)。マイクは外窓ガラスから30センチ弱の位置にあります。

再生時間は1分45秒です。窓は最初から最後まで内窓を閉めた二重窓の状態です。車や、子供の声、周りの音にかき消されていて漏れているピアノの音は微かと言えるレベルです。騒音計の数字も読めますが、周りの音のほうが明らかに大きくピアノの数字を示すことができません。


窓の対策が有効であることも、そして二重窓にすることが効果的だということは伝わりましたでしょうか。「私の場合もこれなら静かになりそう」だと思っていただけたでしょうか。

防音に最適な内窓を選ぶ

今の時代わからない事や疑問に思ったことは、インターネットで調べれば、そんなに苦労しなくてもすぐに答えを探し出せます。

きっとあなたは、自分と同様の事例はないかと探すことでしょう。そして、「効果あり」とする記事も、「効果なし」もしくは「期待外れ」の事例も見つけると思います。成功と失敗。その違いはどこにあるでしょうか。

「うるさい」とは音量が大きいからであり、音量さえ下げれば静かになる。「防音とは音量を下げる事だ。」と誰もが思いがちです。

「うるさい」=大音量ではありません

人の耳は癖があり、同じ音量で鳴らしているのに、低い音は小さく感じます。つまり音程(周波数)が変わると違う音量に聞こえるのです。

わたしどもはお客様のお住まいに伺う時はかならず騒音計と簡易な周波数分解器をお持ちします。

そしてお客様にご自身で、騒音計を使っていろいな音を確認していただいています。すると、皆さん、騒音計が示す数字を見て会話の音量がとても大きいのに驚かれます。そして次に、問題の音が会話の音量よりも小さいという事実に「エッ、なぜ?」と驚きます。音の問題は音量だけでは解決できないのです。

周波数の組み合わせに問題があります

音は必ず複数の周波数でできています。この周波数の組み合わせが人に様々な反応を促します。

小さな音量なのに「うるさい」と感じたり、その逆に大きな音量のはずなのにさほど気にならない音もあります。音は人の心理や行動に影響を与えることもあります。イライラさせる音や穏やかな気分にさせる音もあります。またなかには頭痛や心拍数を上げるなど体に変化を与える音もあります。

これらのことはいずれも音量ではなく周波数の組み合わせの問題です。

同じ現場はありません

音の感じ方や音量など、音に関する感度は、一人ひとり違います。だからすまいの防音対策は、そのお部屋の住人に合わせなければなりません。

また、音の響き方は、お部屋の構造や広さ、インテリアによって変わります。人も違えば、お部屋も違う。同じ現場など存在しません。解決の方法はお客様に合わせる必要があるのです。

以上のような事ですからやはり専門家でない限りは困難です。

悩まないで相談して欲しい

ただ確かに音の問題は程度もあり、医者にかからなくても、薬局の薬で治ってしまうこともあるように、専門家が不要なこともあります。

ただこれも見極めが大事。なにぶん音が問題になることはそうそうなく、初めての経験でしょうから難しいと思います。ネットの情報の成功事例と失敗事例の差はこの見立ての善し悪しにあります。

もしあなたが、果たして自分の場合に有効なのかと心配であるならばご相談を頂ければお返事いたします。ご遠慮なくお電話をください。

ガラス屋こそが「すまいの防音の担い手」です。

内窓にはめ込むことができるガラスは、その厚みや種類等の違いによって、防音効果が高い周波数と低い周波数が個々に異なります。そしてガラスには著しく防音効果が劣る周波数があります。

このガラスの特性を上手に使い分けることで、最も音量が大きい周波数の音量を下げ「静か」にすることも、周波数と周波数がペアになることで「喧しい」と感じる音の場合は、どちらか一方を下げる事で「気にならない」音に変えてしまうこともできます。(ご参考:内窓にはめることができるガラスは254通りあります。)

内窓(枠)ができるのは「隙間」を減らすことであり、「静か」にする仕事は内窓にはめ込むガラスが担います。だから「くらしの防音」は、ガラス屋の仕事だというのが私の意見です。

「すまい」にふさわしい防音とはなんだろう

今までの防音と言えばゼロ音量を目指し「防音量(減衰量、音量の下げ幅)」でねじ伏せる「力わざ」のようなものです。これも確かにありますが、問題は感じ方(聞こえ方)にあります。

「音は複数の周波数の集合体」という考え方に立ち、そこでくらす人(場合によってはご近所)が騒がしいと感じなければ、問題ではなくなる。こういう防音対策もあって不思議ではないと思うのです。

相談先が見つからない

すまいの防音対策は防音工事では大振りで、防音グッズでは防ぎきれない。音量ではなく、周波数に着目することで音の問題は解決できる。

私がこのことに気づいて、改めて周りを見渡した時、「すまいの防音」サービスは間違いなく必要とされているのにもかかわらず、サービスとして提供している人がいない事や、その為の解決方法も、またふさわしい評価方法も確立されていない。という事を認識しました。 全ては切り開いていくしかないと覚悟を決めました。

このような状況ですから、皆さんが相談先探しに苦労されるのとてもよくわかります。

仲間は自然とできました

私、中西はガラス屋の長男として産まれました。窓に関する技術は主に父親から学びました。音に関するすべては、現場でもまれながらの独学ですが指導をしてくれた方々はとても優秀な方々です。音響エンジニアの世界では有名な方、名前を聞けばだれもが知っているオーケストラに所属する演奏家、そして指揮者。これもまた誰もが知っている音楽プロデュ―サー。音楽大学教授。建築や音響に関する技術研究所職員の方々です。その方々は元をただせば不思議なことに私どものお客様。親しくなり、惜しげもなく教えてくれました。

恥ずかしながら私たち窓を扱う仲間でも間違っていることや、誤認を見かけます。何せ、設計図の通りに納めることが仕事ですから、技術に精通していてもその他のことは関心がない人が大変多いのが実情です。窓の可能性や価値はまだまだあります。育てくれた業界。今も飯を食わしてくれる業界だから、「私はこう思う。」と発言しています。

窓ってものすごく生活に影響を与えます。そしてその場所が、ご自宅とならばなおのことです。特に音の問題は悩ましいです。音で眠れないことになると、様々な障害が起きます。そしてその原因の解明や対策は、建築に関する知識だけではなく、生理学や心理学、音響、音楽の知識も必要です。

テレビで拝見する米山でんじろう先生のように、楽しく分かりやすい。こんな説明ができれば幸せだなと憧れます。そんなことを念頭に置きつつ、どうやったら伝わるのかと苦しみながらも、くらしの音の問題解決について書き足していきます。

音は時に悩ましいものです。そして、知られていないこともたくさんあります。一人で悩んでいても解決はできません。些細なことでも結構です。気軽にご相談をください。

ご相談、お問い合わせは

防音のご相談やご質問はお気軽にフリーダイヤルでお尋ねください。 お困りの状況を教えて頂ければ、お電話でもご説明することができます。 受付時間は、8時から20時までです。(年中無休)info_sa

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