二重窓とペアガラス

私どものお客様は一般消費者の方。そして、私は建築業に身を置く人間。多くの建築事業者はプロがお客様ですから言葉の「ずれ」がありません。しかし、私のお客様は建築の言葉は知らないのが当然。立場が違えば同じ単語でも意味が違うこと「ずれ」があります。「うん?」「もしかして、、、」そんなお話です。

今日苦労したのは、「二重窓」という単語。ご相談の内容は、二重窓なのだがうるさいので改善したい。というご相談のはずでしたが、、、。

建築当初から二重窓の場合は、アルミ一体型二重窓のことが多く、これは住宅の場合はマンション用の窓です。この窓はなかなかお目にかかれません。特に線路際のマンションに多いです。ほぼ毎日新しい現場で窓を見ている私でも出会えるのは年に1回程度。

すかさず私は「では、建築時から二重窓ですか?それともリフォームをして二重窓にしたのですか?」と尋ねました。お返事は新築当初から二重窓とのことでした。私は「お住まいはマンションだな」と判断しました。そして線路際の建物だ。「電車の騒音だな」とあたりをつけました。話が進めば進むほど、「そんなことにはならないはずなのだけどな」と違和感を感じ、電話でのやり取りが30分を超えたころ、「うん。おかしい。もしや」と気づき、「○○さん申し訳ないです。僕がうっかりしていました。お尋ねしますが、○○さんのお住まいは一軒家ですか」と質問をし「そうですが」とのお返事。

建築時に「ピアノを弾くから防音仕様にして頂戴。」と注文を付けない限り、都内近郊の一戸建てでは二重窓にすることはありません。pixta_22035180_M_Rやっちまたったな。早合点だ。確認しなかった自分が悪い。

すぐさま「○○さん。本当にごめんなさい。確認させてください。○○さんの窓のガラスは真ん中に空間がありませんか」と私は尋ねました。

この記事を読んでくださっている方はお分かりですか。
○○さんのお住まいの窓ガラスはペアガラスだったのです。二重窓ではなく、ガラスが二重の窓ガラス=ペアガラスのことをおっしゃっていたのです。

これでなぞが解けました。「○○さん。そのガラスはペアガラスと言って、屋外の熱の影響を受けにくくするガラスです。防音が目的のガラスではありません。とくに、、、、。」

続きは明日に致します。

今日の反省:何事も確認。